- 有名なドメイン登録事業者(ドメインレジストラ)
- お名前.com、ムームードメインとの価格差は為替分のみ
- 広告誘導なし
概要
「Namecheap」とは、ドメインを登録できるサイトです。海外の「お名前.com」のようなサイトと思っていただけるといいかと思います。
グローバルで有名なドメインレジストラは「Godaddy」「Bluehost」など他にもありますが、「NameCheap」が最も使いやすくて、価格が抑えられていて、トータルバランスを考えますと最もお勧めです。
特長
価格
日本でドメインを購入する際は、GMOグループの「お名前.com」「ムームードメイン」「バリュードメイン」、あるいはエックスサーバー社の「エックスドメイン」が最安です。では、「Namecheap」はどうかと言いますと、これらのドメインレジストラとほぼ同等で、為替の分だけ高かったり安かったりします。
例えば、「comドメイン」を2年目以降、Whois公開代行をつけて運用する場合は、11.16米ドルになります。日本円で大体1300円前後です。(少し前まではWhois情報公開代行が有料だったのですが、今は無料になったようです。)
「ムームードメイン」で登録すると、1,280円(税込・2017年12月価格)ですので、ほとんど変わりません。
whois情報公開代行
「お名前.com」が敬遠される1つの理由が、ドメイン登録時にWhois情報公開代行の設定を忘れると、追加設定時にと毎年1,000円のコストがかかるという謎の設定です。同じGMOグループの「ムームードメイン」はそんなことはありませんので、この独特の仕様は更に謎です。確か、Whois情報公開代行の初期状態はチェックが外れていたはずですので、初めての方は、意味が分からず、素通りしてしまうと思います。情報漏洩のリスクが叫ばれている昨今、このような設定は頂けませんよね・・・。
「Namecheap」はその辺りは安心です。「Forever Free」ですし、いつでもスイッチを切り替えることができます。
使い心地
筆者は、別のサイトで「Namechaep」+「エックスサーバー」という運用をしていますが、全く問題なく利用できています。英語だから不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、「お名前.com」のようなキャンペーンもでてきませんので、非常に簡単に使いこなすことができます。
それから、何といっても、購入時に2年目以降の価格がきちんと表示されますので、騙された感が全くないのが、すごく心地いいです。
上の画面で更新料は「Retail」と書かれている部分です。1年目は「1.88米ドル」だけど、2年目以降は「24.88米ドル」になりますよと、きちんということが一目瞭然です。購入時に1年目のコストしか表示されないドメインレジストラも多い中、この親切設計は非常にうれしいポイントです。こういった機転があって「Namecheap」は世界的なドメインレジストラになったのだと思います。
どんな場合に「Namecheap」がおすすめか?
以上のような特長から「Namecheap」の利用価値が高いシチュエーションを整理しました。
- 日本語ドメイン・日本語地名ドメイン(.tokyoなど)にはこだわらない
- 「お名前.COM」が苦手(広告誘導など)
- とりあえず海外のドメインレジストラを試してみたい
- 新ドメインをいち早く見つけたい
- わかりやすいUIでミスを減らしたい
- 1年目はドメインの効果を検証したいので価格を抑えたい
まとめ
筆者も「Namecheap」ユーザーの一人です。「Namecheap」に登録したいきさつは以下の通りです。
- 「お名前.com」で、whois情報公開代行を忘れて痛い目を見た。
- 「ムームードメイン」で探したけれど、ないドメイン(men)だった。
- 「Namecheap」で探したら見つかった。
- 1年目の価格が最も安かった。
ドメインレジストラをお探しの際のご参考となれば幸いです。