- 正しい情報が勝つ時代
- ヘルスケア分野のフェイクニュースの責任は重大
- お化けはいない!
概要
「肩こりの原因がお化け」などというとんでもない情報が、Google検索で上位表示されていた問題は、ここに一定の解決の方向性が導かれました。Googleの公式情報によれば、全体の60%に影響がある改善だということです。
実感
実は、筆者は、元々、医学系の出身者でもございまして、ある医療情報をお届けするサイトも運営しています。科学的根拠に基づいて、正しい情報をお届けしようと日々奮闘しているのですが、どう頑張ってもGoogleの検索上位に入ることはありませんでした。しかし、12月6日以降、急にアクセス数があがりまして、アップデートの効果は絶大だったと身にしみて感じた次第です。
医療情報は人体に直接影響を及ぼすことから、発進する側にも重大な責任があります。
「肩こりお化け」以外にも、例えば、「風邪に家系ラーメンが効く」といった医学的根拠のかけらもないような情報に踊らされて、もしかしたら、だるい体で無理をして、治ると思って、1000円近いお金を使った方もいるかもしれないと非常に危惧していました。こういうのは本当に許せないです。
風邪は、体内に免疫力のないウイルスが入り込んだことによる生体反応です。風邪ウイルスは毎年200個くらい新種が登場してくるため特効薬はありません。熱が上がるのは、ウイルスの活動を抑えるためです。なので、風邪対策はなるべく身体を温めて、ウイルスが早く排出されるように努力することが正しい対策です。
医療分野は、実は確率論的な部分も多く、医学的根拠を探すとなると他の一般的な記事を書くよりも大幅に時間がかかる作業です。今回の変更で、数だけで質がないサイトよりも上位に表示されるようになりましたので、Googleさんは真面目な仕事をきちんと見てくださっているのだと思いました。本当に感謝しています。