バナープラスを使わなくなった理由

「バナープラス」は賢威で有名なウェブライダーさん制作のバナー画像の作成ツールです。適度な品質のアイキャッチ画像をスピーディーに作ることができるいいツールですが、使わなくなってしまいました。なぜバナープラスを利用しなくなったのか、その理由についてお話します。
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  • 更新料(費用対効果)
  • 表現力
  • 時間

「バナープラス」とは?


バナープラスとは、WordPressテーマの賢威で有名なウェブライダーさんが制作されている画像作成ツールです。

トップページで書かれている通り、超簡単に自分で凄いバナー広告を作ることができます。情報商材の中には誇大広告のものもありますが、バナープラスは決してそんなことはなかったツールだと実際に使用してみて思いました。どちらかといえば、筆者は好意的な印象を持っています。しかし、バナープラスを利用しなくなってしまいました。それは一体なぜなのか、その理由についてお話していきます。

「バナープラス」を使わなくなった理由

更新料(費用対効果)

「バナープラス」は買い切り型ではなく、年間9,800円の更新料がかかります。

メールに書いてある通り、1日28円であれば安いと錯覚してしまいそうですが、よく考えてみますと、自分にとっては毎日利用するツールではなかったということに気がつきました。確かに「バナープラス」は生産効率が高いのですが、さほど利用しないのであれば、やや生産効率を落としても、パワーポイントで代用できてしまいます。それから、年間9,800円もあれば、イラスト素材を購入することもできます。筆者のようにライトユーザーな人間にとっては過剰投資になってしまうと感じました。

表現力

筆者のデザインセンスなのか、あるいは「バナープラス」の機能なのか不明ですが、少なくとも「筆者がバナープラスを使う」という条件では、なんだか野暮ったい感じのバナー広告しかできあがりませんでした。

よくYoutuberさんがアイキャッチ画像で利用されるような、縁取り文字や、必要以上の強調表現だったりとか、ちょっと自分としては好きになれない感じの仕上がりにしかなりませんでした。

また、素材もどこか販売目的のものが多い印象でしたので、結局「う~ん」と妥協せざるを得ない画像しかできあがらず、やめてしまいました。

時間

「バナープラス」に起因しないことではあるのですが、あまりにも仕事が忙しくなりすぎ、Web制作のための時間をとることができなくなった時期がかなりあったということがあります。「バナープラス」を購入してまもなく、当時所属していた会社の社長から無茶苦茶な業務命令があり、毎日15時間くらい労働をさせられる状況下におかれてしまいました。(尚、残業代は0円です。ひどい会社でした。)

このようなケースは一般的には特例なのかもしれませんが、長期継続的な課金が行われる性質のツールですので、スケジュールが不安定な方にはおすすめできません。

バグ

既に直っているかもしれませんが、筆者が利用していたときのバージョンは、素材画像が複数同じものが検出されるといった、やや使用感を損ねるバグもありました。ずっと使うツールではなかったので、このようなちょっとしたバグにモタモタしてしまった印象もあります。

Macで利用できなかった

筆者はこのときはMacしかパソコンがなく、Macの中にWindowsのバーチャルマシンを入れて、バナープラスをインストールして使っていました。この状態では利用できなくもないのですが、バーチャルマシンを起動する時間や、MacとWindowsのキーボードの違い(かな変換などのQWERTキー以外のボタン)で戸惑い、結局生産効率を落とす結果になってしまいました。「バナープラス」の良さを生かすのであれば、純粋なWindows上のほうがいいかと思います。

まとめ

「バナープラス」は生産効率の高いバナー画像作成ツールです。適度な品質の画像をサクッと作ることができます。「バナープラス」のようにバナー作成に限定して最適化されたツールは他におそらくはありませんので、気になる方は購入してみるのもいいと思います。

一方で、長期継続的に利用できるかは、ライフスタイルやWeb制作のスタイルとバランスがカギになってくると思います。パワーポイントやCanva、illustratorなどで、テンプレートを作ってしまうことができる技量があれば、もしかしたら、敢えてバナープラスを選ぶ理由はないかもしれません。

ただ、画像処理が苦手な方にとっては非常に強力なツールですので、購入の判断は技量と相談という感じになるかと思います。