- 内部SEOが極めて優秀
- 子テーマが前提(公式セットは500米ドル)
- 日本語サイトの情報は少なめ
概要
「StudioPress」さんが提供されているWordPressテーマ「Genesis Framework」は文字通り、フレームワークです。装飾面は子テーマに委ねられています。
レビュー
子テーマは高い
「Genesis Framework」は非常に有名なテーマですので、公式サイト以外にも、様々なサードパーティーから子テーマも販売されています。探せばフリーのものもありますが、一般的には有料です。公式の子テーマは、約130米ドル、セットで購入すると約500米ドルです。ちょこっとWordPressをやりたいという場合には少し敷居が高いかもしれません。
SEO以外の要素を自分で組み立てたい方向け
「Genesis Framework」はグローバル視点で見ると利用者数が大変多いテーマです。理由はSEOが抜群に優れているからです。そのため、カスタマイズのノウハウは探せばいろいろと出てきます。もし、英語に抵抗感がなく、自分でデザインを定義していきたい場合には、非常に良いテーマです。
クイックスタートには不向き
「Genesis Framework」はカスタマイズが前提ですので、導入にはどうしても時間がかかります。また、PHPやCSSの知識レベルがある程度高くなければ、細かなカスタマイズは難しいかもしれません。さらに、日本語での技術情報はまだまだ少ないため、カスタマイズは恐らく独自にいろいろと研究して進めていくことになると思います。クイックスタートの観点で見た場合は、他のテーマのほうがいいかもしれません。
まとめ
「Genesis Framework」はSEOに優れたテーマです。筆者も依然、あるサイトで「Genesis Framework」を使っていましたが、Googleで上位表示されるまでにさほど時間もかからなかった実感もあり、長く使っていきたい場合にはおすすめのテーマです。
一方で、カスタマイズは難しいため、子テーマをさらに改造しようとすると、時間や技量が十分にないと挫折してしまうと思います。企業サイトへの導入など、オーダーメイド型のサイトづくりにはいいと思いますが、個人でブログを書きたいといったニーズにはちょっと向いていないかもしれません。日本語(マルチバイト)独特の見た目に合わせるためにはある程度の手間は覚悟したほうがいいと思います。どちらかといえば、玄人向けのWordPressテーマという位置づけです。