- SEOは優秀
- 導入は簡単
- 日本語カスタマイズはやや難
概要
Socially Viral Proのご紹介です。一通り、ご覧頂けますと内容はご理解いただけるかと思います。
レビュー
マルチバイト言語に対応
WordPressの中にはグローバル対応が不十分なものもありますが、「Socially Viral Pro」はあまり心配はいりません。アラビア語のように「右→左」を辿るような言語にも対応しています。基本メニューは英語ですが、「My WP Translate」という無料のプラグインを導入すると、簡単に日本語化することはできます。ただ、正直なところ、完璧な対応は難しいため、以下の点が気になるようでしたら、別のテーマをおすすめします。
- 公式プラグインの日付表示
- RSSにおける日本語対応(当サイトはYoastから取得して対応)
- 日本語のfont-familyの設定(CSS解析+子テーマ要)
- デフォルトのソーシャルブックマークに日本ではお馴染みのもの(はてな、LINE)がない
クイックスタートにおすすめ
Socially Viral Proをはじめとするmythemeshopのテーマは、以下のような設定メニューがあります。
この設定メニューをきちんと設定していけば、SEOに非常に優れたサイトが簡単に出来上がります。SEOのいろはを知るという点では非常に優れたテーマです。
かゆいところのカスタマイズはやや難
一方で、例えば、ヘッダー部分のロゴの位置を調整したり、アイキャッチ画像をタイトル下に表示させるといった「一般的なWordPress」では簡単に実現可能なことのカスタマイズは、PHPでゴリゴリにカスタマイズしていく必要があります。実は、Mythemeshopのカスタマーサポートやフォーラムはとても充実していますので、技術者にとっては、あまり大変な作業ではないのですが、時間もかかりますので、基本はデフォルトのままがいいと思います。
ややバグがあります
例えば、アーカイブページの2ページ目以降の★表示や、公式プラグインの「WP Review」のスタイルシートに「clear:both;」を入れないとうまく文字が表示されないなどの、少し気になるバグもあります。開発チームが常に改善をしていますので、アップデート共に直っていくのですか、反面、システムアップデートの契約が必要になるところが懸念点です。
毎年の課金体制がお財布には厳しい
販売価格が59米ドル、ライセンス更新に毎年45米ドルかかります。しっかりとしたサポート体制のあるテーマですのでおすすめですが、どうしてもある程度の閲覧数がなければランニングコストがかさばってしまうという点も注意が必要です。
MyThemeShopからしばらく買うのはやめます【2017年秋】まとめ
「Socially Viral Pro」はSEO的には非常に優れたテーマで、導入もスピーディーです。一方で、毎年ライセンス料がかかるため、ある程度ボリュームのあるサイトにならなければランニングコストが懸念されます。また、標準系を崩すようなデザインのカスタマイズもやや大変です。このような部分に抵抗感がなければ「Socially Viral Pro」はおすすめです。free版もありますので、導入を検討される場合は、まずはfree版からお試しされることをおすすめします。